あまり耳にはしない組込みシステム業界の話
IoT (もののインターネット)
これは聞いたことがあるのに「組込みシステム」は聞かないね。
なにそれ?
これが世論らしい。実際私の身近でもこんな反応に落ち着く。
では早速組込みシステムってなにか?について
ライター自身が学習した知見も踏まえて解説したいと思う。
組込みシステム(Embedded System) とは
名前の通り何かを組み込んでいるシステムを指しているのだが、何を組み込んでるの?
ってなるのがよくある話。
でもそんな疑問も今日でおさらばしましょう。答えは身近な物で例えると一発です。
皆さんが日常生活で必需品として使っている 家電 をイメージすれば理解しやすいと
思います。
実は炊飯器とかテレビとか車とか分解してみるとちっちゃな黒いICがゴロゴロたくさん
でてきます。コレはゴミじゃないです笑
実はこれはマイコンと呼ばれいて要は小さなパソコンがたくさん入っているのです。
マイコン、マイクロコンピュータの略。要は小さいパソコンのこと。
例)実は、車の中には約100個以上のマイコンが組み込まれている。
さて、もっと踏み込んでみよう。
家電ってどんな動きしてたっけ…とね。
例えば冷蔵庫を思い浮かべてみると…
①食材なりを本体へ出し入れ
②事前に設定している温度で冷蔵or冷凍
すごくシンプルですね①と②のループです。(※ループとは繰り返し処理すること)
でも1つ考えていただきたかったのはいつ動作が停止するの?という話です。
そうですね、冷蔵庫が故障しない限り(あとは引っ越すときくらいかな?笑)
永遠に動作し続けるシステムなんですね!
これが大きな特徴の1つになります。
組込みシステムは一度電源を投入するとずっと動いているということですね
これをプログラムの世界では 無限ループ処理 と呼んでいます。
では組込みシステムを開発していく際の話をしてみたいと思います。
先ほど述べたように家電を想像したら組込みシステムがイメージできましたね。
では組込みシステムにはどんな要素が求められるのでしょう?
ズバリこの3点だと思います。
- 応答性(呼んだらすぐ動いてね)
- 可用性(いつも使える状態でいてね)
- エコ(低コスト、省電力、省スペース)
3つ目なんてわかりやすくて、炊飯器にWindowsのパソコン積んだらおわりだよね笑
という話です。でかくて、たかくて、でも米が炊けるには同じ時間かかっての三拍子 orz
ここまででなんとなくでも組込みというイメージに対する疑問が払拭できたのではないかなと思っています。
ちょっとでも組込み開発に興味をもってもらえたら嬉しいです。
おまけに組込み開発で使用されている言語や実態などを含めてレポートしたいと思います。
組込み開発にちなんで数百円で買えるPICマイコンを使っておもちゃをつくってみたのでこちらの記事もみていってくださいな。
それではSee you ですな。